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肩こりや腰の違和感を放置すると健康寿命が縮まる? ~しびれ・痛み・活動量低下との意外な関係~

  • 3 日前
  • 読了時間: 5分


「ただの肩こり」「年齢のせいの腰痛」と思っていませんか?


50代、60代、70代になると、

  • 肩が重い

  • 首が張る

  • 腰がだるい

  • 長時間歩くと疲れる

  • 朝起きると身体が固い


このような症状を感じる方が増えてきます。


しかし、多くの方は

「年齢だから仕方ない」「病院へ行くほどではない」「そのうち治るだろう」


と考え、そのまま放置してしまいます。


実はこの“肩こり”や“腰の違和感”こそが、健康寿命を縮める入口になっている可能性があります。


健康寿命とは「介護や支援を受けず、自立して生活できる期間」のことです。


日本人の平均寿命は男性81.05歳、女性87.09歳ですが、健康寿命は男性72.57歳、女性75.45歳と報告されています。

つまり男性で約9年、女性で約12年もの差があります。


この差を生み出している原因の一つが、

身体の不調による活動量の低下 です。


今回は肩こりや腰の違和感が、なぜ健康寿命と深く関係するのかを解説します。



肩こりや腰の違和感は「結果」である


肩こりや腰の違和感は病名ではありません。


多くの場合、

  • 姿勢の崩れ

  • 筋力低下

  • 関節の動きの低下

  • 呼吸機能の低下

  • 運動不足

  • 長時間の座位

などによって起こります。


つまり肩こりや腰痛は、 身体からのサイン なのです。


車で言えば警告灯のようなものです。


警告灯を無視して運転を続ければ故障につながるように、身体のサインを無視すると様々な問題につながります。


肩こりや腰痛が「しびれ」につながる理由


首や腰には多くの神経が通っています。


例えば首から出る神経は、

につながっています。


腰から出る神経は、

  • お尻

  • 太もも

  • ふくらはぎ

につながっています。


姿勢不良や筋力低下によって首や腰に負担がかかり続けると、

  • 神経周囲のストレス

  • 関節の動きの低下

  • 筋肉の緊張増加

が起こる場合があります。


その結果、

  • 手のしびれ

  • 足のしびれ

  • 力が入りにくい

  • 歩きにくい

といった症状につながることがあります。


もちろん、しびれの原因には神経疾患や循環器疾患なども含まれるため、症状が続く場合は


医療機関への相談が必要です。

しかし、

「肩こりだけと思っていた」「腰が張っていただけだった」

という状態から症状が進行するケースも少なくありません。


本当に怖いのは「活動量の低下」


実は健康寿命を縮める最大の問題は、


痛みそのものではありません。


活動量が減ることです。


例えば、

腰が痛い→外出が減る→歩かなくなる→筋力が落ちる→さらに歩かなくなる→疲れやすくなる

という悪循環が始まります。


この状態を医学的には「フレイル(虚弱)」と呼びます。


フレイルは介護状態の一歩手前と考えられており、

  • 転倒

  • 骨折

  • 入院

  • 要介護

のリスクを高めることが知られています。


転倒の始まりは肩や腰にあることも


転倒というと脚の問題だと思われがちです。


しかし実際には、

  • 猫背

  • 背中の筋力低下

  • 首の可動域低下

  • 体幹機能低下

が大きく関係しています。


身体は頭の位置を基準にバランスを取っています。


猫背になると頭が前に出ます。


すると、

  • バランス能力低下

  • 歩幅低下

  • 反応速度低下

が起こります。


結果として、

  • つまずき

  • よろけ

  • 転倒

が増えるのです。


健康寿命セミナーの企画でも、転倒や要介護化の入口として「姿勢」「歩行」「下肢機能」が重要テーマとして位置づけられています。


肩こりと呼吸の意外な関係


肩こりの強い方は呼吸が浅くなっていることがあります。

本来呼吸では横隔膜が中心的に働きます。


しかし、

  • 猫背

  • 巻き肩

  • 胸郭の硬さ

があると、

首や肩の筋肉を使って呼吸するようになります。


すると、

  • 肩がこる

  • 首が張る

  • 疲れやすい

という状態になります。


さらに呼吸が浅くなることで、

  • 集中力低下

  • 疲労感増加

  • 活動意欲低下

につながる場合もあります。


50代から始まる筋力低下


筋肉量は一般的に40代以降から徐々に減少します。


特に低下しやすいのが、

  • お尻

  • 太もも

  • 背中

です。


問題は筋肉量だけではありません。


転倒時に身体を支える

「とっさの踏ん張る力」

も低下します。


ZEROが地域向けに取り組もうとしている健康寿命戦略でも、


「歩ける身体」「踏ん張れる身体」


をつくること。これを重要なテーマとして整理しています。


つまり、

肩こりや腰痛は単なる不快感ではなく、

筋力低下や身体機能低下のサインである可能性があるのです。


健康寿命を延ばすために必要な3つのこと


① 姿勢を整える

まずは姿勢です。

特に重要なのは、

  • 頭の位置

  • 胸郭の動き

  • 骨盤の位置

です。

良い姿勢は見た目の問題ではありません。

身体を効率よく動かすための土台です。


② 歩く習慣を持つ

歩行は最も優れた全身運動の一つです。

ただし、

「ただ歩けばいい」

わけではありません。

重要なのは、

  • 歩幅

  • バランス

  • 姿勢

です。


痛みを我慢して歩くのではなく、身体の状態を確認しながら継続することが大切です。


③ 身体を定期的に評価する

健康診断は受けるのに、

身体機能の診断は受けない方がほとんどです。

しかし、

  • 片脚立ち

  • 立ち上がり

  • 歩行

  • 姿勢

などを評価すると、


将来的なリスクが見えてきます。

身体は壊れてからではなく、

壊れる前に対策することが重要です。


ZEROが考える健康寿命


私たちZERO Strength & Conditioning Labは、


単に筋トレをする場所ではなく、

「トップアスリートを支えてきた知見で、地域の健康寿命を延ばす」

ことを目指しています。


大切なのは、

痛みをゼロにすることではありません。


  • いつまでも歩ける

  • 趣味を続けられる

  • 旅行を楽しめる

  • 孫と遊べる

  • 自分の足で買い物に行ける


そんな生活を続けられる身体をつくることです。


まとめ

肩こりや腰の違和感は、単なる疲れや年齢のせいではなく、身体機能低下のサインである可能性があります。


放置すると、

  • しびれ

  • 痛み

  • 活動量低下

  • 筋力低下

  • 転倒リスク増加

につながり、結果として健康寿命を縮める原因になることがあります。


50代、60代、70代だからこそ、

「痛くなってから対処する」のではなく、

「元気なうちに身体を整える」

ことが大切です。


肩こりや腰の違和感を、健康寿命を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。


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